令和8年7月22日、香川県庁と高松市役所で、バレーボールチーム「GRiNSHĀMO香川(グリンシャーモかがわ)」(以下「グリンシャーモ香川」)が池田豊人知事と大西秀人市長のもとをそれぞれ訪れ、表敬訪問を行いました。今年度発足したバレーボール男子新リーグ「Vリーグ」への参入が決まったことを受けての訪問で、四国からの参入はグリンシャーモ香川が初めてです。
出席したのは、監督の八木橋佑介さん、キャプテンの矢野利紀哉さん、副キャプテンの溝渕拓斗さん、選手の藤田聡さんの4名。
「グリンシャーモ香川」チーム名の由来
グリンシャーモ香川は2019年にクラブチームが誕生し、実業団リーグを経て2024年に運営団体の変更に伴い、現在のチーム名である「グリンシャーモ香川」に生まれ変わりました。
チーム名には、香川のイメージカラーであり英語で「にっこり笑う」を意味する「グリーン(grin)」と、香川名物の骨付鳥にちなんだ「シャモ(軍鶏)」が掛け合わされています。粘り強く戦う姿勢を、香川に根ざした言葉で表現したチーム名だといいます。選手の約9割が香川県出身者で、パートナー企業や一般企業で働きながら練習に励む社会人チームでもあります。
香川で続けられる場所をつくる、知事への報告

香川県庁での池田知事への訪問では、チーム設立の背景にある地域課題が語られました。
これまで香川県内には、大学卒業後も高いレベルで競技を続けられる受け皿がなく、有望な選手が県外へ流出してしまう課題があったといいます。そんな現状を変えたいという想いから、八木橋監督はチームを立ち上げました。「自分たちで環境をつくらなければという思いでチームを立ち上げた。大学進学で県外に出ても、香川に戻ってバレーボールを続けられる場所をつくり、地域の活力につなげたい」と八木橋監督は語ります。地元にトップチームを根付かせることは、選手を呼び戻すことであり、香川の未来をつくることでもあると話していました。
池田知事は「バレーボールの人気も高まっている中、皆様が活躍することで香川の盛り上がりも大きくなると思う。リーグ参入は厳しいこともあるだろうが、皆さんの活躍で香川を盛り上げてほしい」と期待を寄せました。
矢野キャプテンは「まだまだチームの認知度は低い状態だが、リーグ戦で良い成績を残して、香川県でのバレーボール活性化につなげたい」と話しました。溝渕副キャプテンも「身長170cmと小柄ですが、レシーブやスパイクの安定感でチームの潤滑油になりたい。チームで一番熱い存在として引っ張っていく姿勢を見てほしい」と力を込めました。藤田選手は「攻撃専門のオポジットとして、チームが苦しい時や勝負どころで1点をもぎ取るプレーを見せたい。持ち味であるジャンプサーブにも注目してほしい」と話しました。
地域に笑顔を届けたい、高松市長への報告


高松市役所では、大西市長にVリーグ参入の報告と、地域密着型チームとしての抱負が伝えられました。
大西市長は「全国のトップリーグであるVリーグに参入されたことは、県民としても非常に嬉しい。最初のシーズンで大変なことも多いと思うが、大いに活躍していただき、県民や市民に少しでも元気や夢を与えてほしい」と激励の言葉を送りました。その言葉を受け、八木橋監督は「地域の子供たちや皆様に笑顔と元気を与えられるようなチームになりたい。勝敗にこだわるのはもちろん、見ていて楽しく、ホーム戦で集客できるチームを目指しています。公開練習の機会を増やし、身近に感じてもらえる環境をつくっていきたい」と話しました。
矢野キャプテンも「四国初のチームとして、粘り強いバレーで勝利をつかみ、地域を盛り上げたい。試合に来た人に「バレーボールって楽しい」と思ってもらえるよう頑張りたい」と意気込みを語りました。
ホーム戦でのコートの音と振動を、香川で感じてほしい
グリンシャーモ香川は、2027年1月23日・24日に香川県でのホーム戦開催を予定しています。西日本8チーム中の上位2チームに入り、東西の頂点を決める「ファイナル」へ進出することがシーズンの目標です。
八木橋監督は池田知事に、こんな言葉で観戦を呼びかけました。「ボールを打つ時の音、コートにボールがぶつかる音など、さまざまな迫力ある音や空気の振動が感じられるので、ぜひ観戦に来てほしい」。
会場でしか味わえない熱量を、まずは香川の人たちに届けたいという想いがそこにはありました。
大学を出ても、香川でバレーボールを続けられる場所を──グリンシャーモ香川が手探りで築いてきたその場所が今、四国で最初のVリーグチームとして舞台に立とうとしています。
