
現場の声を反映した制度と風土づくり
津市を拠点に福祉事業を展開するエミタス株式会社はこのたび、三重県が推進する「働き方改革推進企業」認定制度において、最上位ランクである“三ツ星”の認定を受けました。
この制度は、労働環境の整備や多様な働き方の導入、ワークライフバランスの向上など、企業が持続的に従業員の働きやすさを高める取り組みを評価するものです。特に“三ツ星”は、県内でも限られた企業のみに与えられる称号であり、長期的視点での人材定着・育成、制度の実効性、そして現場の満足度がバランスよく認められた証でもあります。
今回の認定は、エミタスがこれまで積み重ねてきた「現場に寄り添う働き方の改善」の成果が、第三者の視点でも高く評価された結果と言えるでしょう。

社員が働きやすい環境づくり
エミタスでは、これまで全職員が参加していた職員会議の体制を見直し、夜勤明けの職員や多様な勤務形態に配慮した運用へと移行。会議の内容は動画・音声で共有する仕組みを導入し、無理のない情報共有が可能な体制を整えた。また、LINEを活用した休暇申請や連絡体制の整備により、急な休みにも柔軟に対応。こうした取り組みにより業務の効率化を進めつつ、有給取得率も高い水準を維持している。
さらに、毎年の職員アンケートを通じて現場の声を把握し、制度改善に反映。最近では、「髪色を自由にしたい」といった要望を受け入れるなど、個性を尊重する職場文化の醸成にもつながっている。そのほか、役割分担は個々のスキルに応じて最適化。これまでは早めに出勤する職員も多かったが、家庭事情に配慮し出勤時間の平準化も進めており、一人ひとりに寄り添った運用が徹底されている。人員体制の見直しにより、過度な業務負担を軽減する工夫も続けられている。
福利厚生面では、勤続表彰や夜食手当に加え、自転車・徒歩通勤者向けのエコ手当なども導入されており、社員のモチベーションを支える制度も充実している。

今後の展望と地域への貢献
今後の展望として、エミタスではさらに柔軟で持続可能な働き方の実現を掲げている。
2025年9月には新たな施設の開設を予定しており、そこでは**「週休3日制」の導入**も行われる見込みだ。従業員一人ひとりのライフスタイルに合わせた勤務形態の選択肢を増やし、より良いワークライフバランスの実現を目指している。
また、同社は福祉分野で培ってきた知見を活かし、地域に開かれた相談の場づくりにも力を入れる方針だ。誰もが気軽に介護や福祉について相談できる環境を整え、地域福祉のハブとしての役割を果たすべく、今後も地域密着型の取り組みを積極的に展開していく考えだ。
📌エミタス株式会社 公式ホームページ
📎https://emitas.net/