地域と共に育む こどもたちの 「むげんのかのうせい」
http://www.mugennokanousei.org/index.html
なにをしている法人なの?

社会福祉法人むげんのかのうせいは、「子どもたちの無限の可能性を信じ、地域とともに育てる」ことを理念に掲げ、保育園の運営と放課後児童クラブの展開を通じて、地域福祉に貢献しています。
地域との連携も重視しており、地元住民や各分野の専門職と協力しながら、子どもたちの育ちを地域ぐるみで支える保育を展開しています。
現在、当法人では、三重県内に3つの保育園と4つの放課後児童クラブを運営しています。
保育園は、伊勢市の「えがお保育園」「えがおあけぼの保育園」、志摩市の「えがお志摩保育園」の3園。それぞれが地域に根差し、子どもたちの健やかな成長と家庭とのつながりを大切にした保育を行っています。
また、学童期の子どもたちが安心して過ごせる居場所として、放課後児童クラブ「リンドバーグ」シリーズを展開。伊勢市内の4つの小学校区に対応する形で、「リンドバーグ佐八(佐八小学校区)」「リンドバーグ四郷(四郷小学校区)」「リンドバーグ修道(修道小学校区)」「リンドバーグ明野(明野小学校区)」を運営しています。いずれのクラブも、遊びや学び、仲間との関わりを大切にしながら、放課後の時間を楽しく有意義に過ごせるよう支援しています。
「安心して働ける」制度と環境
えがお保育園では、有給休暇はもちろんのこと、法人独自の「えがお休暇(年5日)」を導入し、職員が心身ともにリフレッシュできる環境を整えています。実際、完全週休2日制に加えて、有給休暇などの年間取得日数は平均14日と高水準。計画的な休暇取得を推奨する文化が根づいており、休みを遠慮なく取りやすい職場です。
また、育児休業制度も活用されており、現在も育休を取得中の職員が多数在籍。ライフステージの変化に柔軟に対応できるサポート体制が整っています。さらに、残業はほとんどなく、家庭やプライベートの時間もしっかり確保できるため、仕事と生活のバランスが取りやすい点も大きな魅力です。
こうした取り組みの成果として、令和6年度に実施した職場環境満足度アンケートでは、97%以上の職員が「職場環境に満足している」と回答。結婚・出産・子育てといったライフイベントにも安心して向き合える、長く働き続けられる環境がここにはあります。

若手も活躍!チームで支え合う、笑顔あふれる職場
当園は20代の若手職員が多数在籍しており、職場は明るく活気に満ちています。朝の朝礼で情報を共有しながら、日々の業務はチームで協力し合って進めていくスタイル。先輩職員はもちろん、主任や園長とも気軽に話せる雰囲気があり、困ったときにすぐに相談できる環境が整っています。上下の壁がなく、自然に助け合える文化があるからこそ、未経験からでも安心してスタートできる職場です。
また、法人独自の「えがお休暇」の名前にも表れているように、職員一人ひとりが“笑顔で働くこと”を大切にしています。心にゆとりがあるからこそ、子どもたちとも丁寧に向き合える。そんな思いを全員で共有し、働くお母さん・お父さんを支える存在として、地域に根ざした保育を実践しています。
職場全体に温かさと信頼感があふれ、「ここで一緒に働きたい」と思える人間関係と風土が、この園にはあります。

理事長メッセージ

子どもの頃、地域の神社は私たちの遊び場であり、学びの場でもありました。年上の子に憧れながら学び、年下には優しさを返す――そんな関係の中で、人との関わり方や思いやりを自然と身につけていったのです。その体験が、今の私の原点になっています。
2003年、自宅近くの学童クラブが閉鎖されると聞き、困っている保護者の姿を目にして「昔の神社のような場所をつくりたい」との思いから、自宅を開放し学童クラブを始めました。そこでは学習やしつけも大切にし、子どもたちが安心して過ごせる“第二の家”を目指しました。スタッフにも恵まれ、現在では4か所で「リンドバーグ学童クラブ」として運営を続けています。
さらに、保育園を始めようと思ったのは、子どもたちが持つ“無限の可能性”を支えたいという強い思いからです。子どもは本来、素直で明るく、キラキラした存在です。ですがその一方で、親の小さな言動一つで大きな不安を抱えてしまうことがあります。「親に愛されているか」という思いが子どもの心のすべてだからです。
そうした不安から、子どもは無意識に“親の目を引くためのキャラクター”を自分に課し、その役割を生涯背負ってしまうこともあります。そうなる前に、子どもに“無条件の愛”を届けられる環境をつくることが、保育の役割だと考えています。
しかし、現代の親自身も愛に飢えていることが少なくありません。だからこそ、保育園が親子の間に温かな愛の循環を生み出す場でありたい。優しさに満ちた関係性の中で、親も子も安心して育ちあえる環境を目指しています。
この理念に共鳴してくださった保育士の皆さん、そして地域の方々の温かなご支援を受けながら、「えがお保育園」はその思いを形にしてきました。これからも子どもたちの笑顔と成長を支え、地域に根ざしたあたたかな保育を続けてまいります。