カントリーアドベンチャー

社会貢献を、もっと身近に。BLUE SANTA 王越海岸清掃プロジェクト

宿泊業、飲食サービス業

 毎年夏、坂出市の王越海岸で実施されている「BLUE SANTA 王越海岸清掃プロジェクト」。2025年で4回目を迎えた今回は、7月20日(日)に開催されました。主催するのは、建設業の傍ら民泊や地域活動にも取り組む「カントリーアドベンチャー」代表の谷本 和也さん(以下、谷本さん)。地域を想い、人と人をつなげるこのプロジェクトは、年々その輪を広げています。

清掃+イベントで「楽しい社会貢献」を実現

 この清掃プロジェクトは、夏の朝の涼しい時間に1時間だけ開催されます。参加者は回を重ねるごとに増え、前回は150名以上が集まり、坂出市以外からの参加も多く見られました。「楽しく社会貢献ができる場」として、普段はきっかけが掴めなかった人たちにとっても、参加しやすい機会になっています。
 また、清掃活動だけではなく、毎年工夫を凝らした楽しいイベントが企画されています。過去には、青い風船を飛ばす演出や、稚魚の放流などが行われてきました。2025年の目玉は「ドラゴンボール探し」。事前に海岸のゴミに紛れて隠された番号入りのボールを見つけた参加者には景品が贈られ、大いに盛り上がりました。
 子どもたちにとっても、非日常の体験が満載。「親子で参加できる社会貢献」として、家族連れの参加者も増えています。

目的は、防災・連携・そして人づくり

 谷本さんが活動を続ける背景には、「いざという時に助け合える地域のつながりを作りたい」という強い想いがあります。谷本さん自身も防災倉庫を整備しており、災害時には県内外の仲間同士で連携して助け合える体制づくりを目指しています。
 また、若い世代にも「地域にきっかけを作れる人」になってほしいという願いがあります。「自分のような動く人間が各地に増えれば、地域全体が活性化するはず」と語る谷本さん。その姿勢に共感し、愛媛や福山など他県でも同様の活動が始まっています。

人との出会いが新たな未来をつくる

 このプロジェクトは、地元の企業の協力によっても支えられています。チラシやロゴ、Tシャツのデザインなども地域のつながりの中で生まれたもの。「最後は“面白かった”と言ってもらえるように」と、谷本さんの“楽しませたい精神”が随所にあらわれています。
 さらに、谷本さんは盲導犬協会への支援も行っており、「BLUE SANTA 」にはマスコット犬が登場することも。イベントをきっかけに、さまざまな“体験“や“社会貢献”が実現しています。


 “楽しい“から始まる社会貢献。
 ぜひあなたも、王越の海岸で新しい“きっかけ”を見つけてみませんか?