ママスマイルたかまつ(イツモスマイル株式会社)

産後の安心のための”医療”を届ける。母子特化型訪問看護「ママスマイルたかまつ」

医療

 香川県高松市に拠点を置く「ママスマイルたかまつ」は、母子特化型の訪問看護ステーションです。医療保険を活用し、医師の指示があれば赤ちゃんやお母さんのもとへ看護師・助産師・理学療法士・作業療法士などの専門職が訪問します。
 産前・産後の母親や新生児に対し、身体のケアから育児支援、さらには精神的サポートまで多角的に対応。たとえば赤ちゃんの沐浴や授乳補助、体重測定のほか、お母さんの骨盤調整や姿勢指導なども行われています。
 医療保険の対象であれば、訪問1回あたりの費用は自費のケアサービスに比べて大幅に抑えられ、負担が軽減されるのも大きな特徴です。

“声なき声”を見逃さない。

 ママスマイルの支援で特に力を入れているのが、「助けて」と言えない、あるいは自分が支援を必要としていることに気づいていないお母さんたちへのアプローチです。「自分には支援が必要ない」と思い込んでいたものの、実際には心身ともにギリギリの状態にあるお母さんの支援に入ったケースもあり、医療機関や保健師との連携を通じて、“声なき声”を拾い上げる体制を整えています。
 また、買い物に行けない、夜泣きで寝不足が続く、ひとりの時間が取れないなど、産後のお母さんたちの悩みにも寄り添い、短時間でも“休める時間”を届けることも大切にしています。

切れ目のないケアを。医療の視点で支える産後支援

 現在、各自治体でも「産後ケア事業」が実施されていますが、回数制限や予約の取りにくさといった課題があり、双子の育児などでは、わずか1週間の利用でも多額の費用がかかることもあると言います。
 また、産後1か月で医療機関の支援が終了し、その後の継続的なケアが不足しがちなのも現状です。ママスマイルは、そうした“制度の狭間”にいるお母さんたちを医療の立場から支える活動をしています。
 さらに、継続的な訪問を通じて信頼関係を築くことで、お母さん一人ひとりの状況や思いに寄り添いながら、その人に合った支援を丁寧に届けています。

安心して子育てできる社会のために

 ママスマイルの訪問看護は、赤ちゃんの健やかな成長を願い、お母さんに寄り添う、これからの地域医療のかたちです。
 何より大切にしているのは、「お母さんと赤ちゃんが安心して暮らせること」。一人ひとりと丁寧に向き合いながら、それぞれに合った支援を届けています。

 産後のケアや支援について、少しでも気になることがあれば、どうぞお気軽にご相談ください。
 「声をあげる」その一歩に、ママスマイルは寄り添い続けます。

ママスマイル公式ホームページ:https://smile-mama.jp/takamatsu/

訪問看護の様子