株式会社グリュック

「好き」が未来をつくる──双子アーティストTaichi & Shotaの初個展「ふたご展」

建設

 香川県高松市に拠点を置く株式会社グリュック(以下「グリュック」)は、一般住宅や店舗の内外装リフォーム、外装工事などを手がけています。同社の店舗「gluck」では現在、17歳の双子アーティスト・Taichi & Shotaによる初の個展「ふたご展」が開催されています。
 グリュックでは、「絵画は空間を構成する大切なインテリアのひとつである」という考えのもと、店舗内で定期的に個展を開催しています。今回の「ふたご展」もその一環として企画され、Taichi & Shotaによる自由な発想と色彩感覚が、訪れる人々に新たな感動を届けています。

1本のストーリーズがつないだ出会い──「ふたご展」のはじまり

 2025年2月、グリュックがInstagramに投稿した1本のストーリーズ。
 これを偶然目にしたのが、双子アーティスト・Taichi & Shotaの母である平田さんでした。
 「今度の休みに、双子を連れて行ってみよう」
 そう思い立ち、訪れたのがgluckが店舗内で開催していた個展でした。もともとすぐに帰るつもりだったという平田さんですが、ふとした流れから子どもたちの絵をスタッフに見せることになりました。スタッフが絵を見た瞬間、返ってきたのは驚くべき言葉でした。
 「この絵を展示してみませんか?」
 平田さんにとって、それはまったく想定外の展開だったといいます。なぜなら、Taichi & Shotaの絵は「作品」として仕上げられたものではなく、ただ家の中で好きなように描かれ続けてきた、ごく自然な日常の一部だったからです。
 「捨てられなくて、家に置いてあっただけなんです」
 そう語る平田さん。その言葉どおり、飾るために作られた絵ではありませんでした。装飾や演出のない、飾らない線と色。けれどそこには、Taichi & Shotaが日々描き続けてきた「好き」が詰め込まれていました。
 素直でまっすぐな表現だからこそ、多くの人の心を惹きつける。そうして始まったのが、現在開催中の初個展「ふたご展」なのです。

ふたごの感性がひとつになる瞬間──Taichi & Shotaによる唯一無二の合作作品

 「ふたご展」の中でもひときわ目を引くのが、Taichi & Shotaによる合作作品です。
 一枚のキャンバスを左右に分け、それぞれが自由に描いた絵が、見事にひとつの世界として調和しています。
 この合作は、グリュックからの提案をきっかけに、母のひらめきと、Taichi & Shotaの豊かな感性によって生まれました。
 制作にあたっては、彼らがいつも行っている“下描きをせずに一気に描き上げる”というスタイルを貫きながらも、線や色彩に乱れはなく、まるで一人のアーティストが描いたかのような完成度を誇ります。
 双子でありながら、それぞれ異なる感性を持つTaichi&Shota。しかしその違いはぶつかり合うのではなく、自然に重なり合い、唯一無二の表現として昇華されました。
 彼らの感性が交差した“奇跡のような瞬間”が、キャンバスに確かに刻まれています。

 
 思いがけない出会いから始まった「ふたご展」。
 “好き”を重ねてきた時間が、色となり線となってキャンバスに広がっています。
 機会がありましたら、ぜひ会場でじっくりご覧になってください。


株式会社グリュック
公式ホームページ:https://gluck-style.co.jp/newsdetail?wgd=news-109&wgdo=sort-ASC
(「ふたご展」のページに飛びます)
Taichi & Shota 初個展
「ふたご展〜ぼくたちのいろ〜」
 2025年5月10日 〜 2025年5月31日

ギャラリー