
香川県坂出市を拠点に不動産業を展開する株式会社レッツ。その代表取締役を務める津坂拓哉さん(以下「津坂さん」)は、坂出駅を舞台にしたイベント「LET’S酒出駅」の仕掛け人でもあります。
不動産の枠を超え、創業支援や地域活性に取り組む津坂さんの活動は、現在多くの注目を集めています。
本記事では、「LET’S酒出駅」に込められた想いや、現在進行中の挑戦、そして坂出の未来に描くビジョンに迫ります。
不動産会社がイベント!?坂出駅で起こる革命

「LET’S酒出駅」の着想の原点は、人気の観光地や都市部でよく見られる、“昼間からお酒を楽しみながら賑わう”光景にありました。
その気づきが、「坂出でも何かできるのでは」という直感へとつながったのです。
坂出には派手な観光地はありませんが、JR坂出駅の乗降客数は四国でも上位に入り、アクセスの良さも際立っています。注目すべき要素は十分にあり、「もっと坂出を“推したい”」という思いが、駅前でのイベント開催へとつながりました。
「酒×坂出」を掛け合わせた洒落っ気のある「LET’S酒出駅」。津坂さんは「悪ノリですよ」と笑いますが、そこには“楽しみながら本気”の姿勢が垣間見えます。
通過点を目的地に変える——「LET’S酒出駅」に込めた地方創生の一手

「LET’S酒出駅」は立ち飲みスタイルを基本としており、駅を利用する30〜50代のビジネスパーソンをメインターゲットに、「すぐ乗れる、すぐ飲める」をテーマに掲げています。しかし、その狙いは単なる集客や販売ではありません。
本当の目的は、「駅前に人が集まり、活気づいたまちを見て、そこから新しいビジネスへの可能性を感じてもらうこと」です。不動産業を営む津坂さんだからこそ、このイベントは“坂出の未来への布石”となっています。
出店者の顔ぶれにもこだわり、「坂出濃度を高める」ことを重視することで、来場者が自然と坂出を知り、「知り合いを誘って遊びに行こう」というカジュアルな動機からまちに関心を持ち、ビジネスの種を見つけていく——そんな“入口”になることを津坂さんは期待しています。
また、会場内にとどまらず、立ち飲み形式によって街中のお店にも人が流れる仕組みを取り入れ、坂出を「通過する場所」から「滞在したくなる場所」「訪れたくなる場所」へと変えようとしています。
こうした取り組みは、自治体が力を入れる「関係人口の創出」とも高い親和性を持っています。
関係人口と創業支援が生む、坂出の“ひょっとする”可能性

津坂さんのもう一つの顔は、“創業支援の伴走者”です。株式会社レッツでは、テストマーケティングから店舗紹介、PR、集客までを一貫してサポートしており、不動産業の視点を活かした独自の支援スタイルを築いています。
さらに津坂さんは、坂出に点在する空き家を「店舗」として活用し、個性あふれる店舗が集まる街を目指すことで、「わざわざ足を運びたくなる理由」を本気で生み出そうとしています。
津坂さんが思い描くのは、「坂出で何かを始めたいと思ったとき、必ず誰かが手を差し伸べてくれる」——そんな空気が流れるまちの未来です。その雰囲気こそが、坂出のブランディングへとつながっていくと語ります。
「行政がハードを整え、街の人たちがソフトを担う。両輪が噛み合えば、坂出は“ひょっとする”街になる」。
その言葉には、坂出の可能性を信じ、自らの手で未来を拓こうとする津坂さんの確かな意思が込められています。
人が集まり、語り合い、新たな挑戦のきっかけが生まれる場所——それが「LET’S酒出駅」なのです。
坂出での挑戦を支える伴走者 ― 株式会社レッツの津坂さん
坂出市で創業したい、新しいことを始めたいと思ったら、まずは株式会社レッツの津坂さんを訪ねてみることをおすすめします。どんな相談にも真正面から向き合い、惜しみなく知識や経験を共有してくれる良き先輩であり、心強い伴走者になってくれるはずです。
株式会社レッツ
公式ホームページ:https://lets-inc.com/
